学生に対して「これからはプログラミングができないといけない」とか、
社員に対して「英語をまなべ」とかいう経営者の話をよく聞きます。
それに対して「それはただの社員をこき使うための口上だろ」といった反論記事もよく見ます。


確かに、大学なんて大手企業のための兵隊徴収マシンみたいなもので、
その大学のレベルが人材選別の目安になるわけだから世の中うまくできてるなと思います。


でも、まだ給与貰えるだけマシです。
世の中には、まったくお金にならないスキルがたくさんあります。
なのに、そんなスキルを学びたい人や学ばせたい人がたくさんいるわけですね。



ピアノ、キーボード




例えばピアノ。
小学生の女子の半数が習っているのに、オトナになったら忘れてしまう。
好きな曲を教えてくれたら一生の趣味になりえたのにと思います。


例えば通信教育。
資格がとれたらいいことあるよなんて言うけど、ほんとに仕事になるんでしょうか。


まあ、学ぶってことは「お金にならないリスク」があるわけで、
お金になればラッキー、そうやって職人が賃金労働者になるわけですね。
料理人だって修行して自分の店持つよりも、どこかのビジネスマンに雇われているほうが多いじゃないでしょうか。


当方も何を血迷ったか若かりし頃、ギターなんぞをシコシコ練習していたことがあります。
あのとき、作曲だけしてたら、まだチャンスがあったかもしれません。
セッション・ミュージシャンよりも、曲の権利を持ったほうがお金持ちになるんだなんて計算したこともありませんでした。


だから、まずプログラミングを学べなんていうセリフには反吐がでます。
それはサービスを作る上の手段であって、目的を叶えるための一要素にすぎません。


確かにプログラミングができると一人でサッサと作ることができます。
ただ、それは「おまえギターが弾けるだけじゃん」というのと同じ側面もあるというわけです。


プログラミング以前に、設計もあるし、その前に調査もあります。
プログラミングの後には、プロモーションもあるし、運用も有ります。
資金繰りも人集めもあります。


1人じゃ限界ありますよね。
プログラミングを人に頼むか、それ以外の仕事を人に頼むかの差異でしかありません。


それよりも大事なことは、その「すべてをまとめる」ことであります。
まあ、それをそうじてプロデュースとか経営とかいうんでしょう。
しかも「何があたるかわからない」場合には、かなり厳しい世界なわけです。


こういう人たちは人数的にも限られているわけで、また成功の再現性も少なかったりするわけで、
トータルとしてのリスクに対して予防線をはって、挑戦数や成功確率をあげていくといったことはどこに行っても学べないわけです。


ただひとつ言えることは、そういう人たちが集まる場所を作ることで、教えたり学んだりすることができると思います。


というわけでIT道場やブルーオーシャンサミットをはじめたということになります。
自分のスキルが誰かに搾取されるなんて真っ平御免だという人はぜひ門を叩いてください。


「インターネット」がきっと味方してくれますから。


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「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
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