「ティーチーミー」というマニュアル作成ツールを運営するスタディストの豆田さんからマーケティングや広報のお話をうかがった。
「マニュアル作成ツール」と聞いてもピンとこないかもしれないが、は逆に言えば「なんらかのマニュアルを運用している」全ての事業者がターゲットだ。
今までマニュアルは「誰かが最初に作って配布して終わり」という存在だったが、ティーチミーでは「空き時間に、運用者同士でアップデートができる」という存在になっている。
言わば、マニュアルのあり方が変わっている。
例えば、製造側の想定するマニュアルは「使い方」になるが、売り手側の使いたいマニュアルは「どうやってお客さんに喜ばれるか」であり、同じ器具の使い方でも目線が違えばマニュアルのあり方が違って当たり前なのだ。
こうやってまとめると、いいサービスだなと思うわけだが、これを伝えるのが難しい。
「ティーチミー」はローンチ後、プレスリリースを出すものの、まったく記事にとりあげられず、低空飛行が続いた。
豆田さんがあとから知ることになるが、記者は1日100件のプレスリリースをもらっている。
人となりを知らない人のサービスをとりあげるわけがない。
ある時、広報経験のある人からレクチャーを受けてから、記事を書いてもらえるようになったという。
その時にやったのは、媒体資料を作り、メディアキャラバンをして、記者の知人を増やしたことだった。
今では月に5件は記事にのるように活動をしている。
広報活動において大切なことは
1.メディアからの信頼
2.キーマンを知っている
3.タイミング
4.直接のアプローチ
5.興味持たれる工夫
記者は常にネタを探している。
小さい事例を組み合わせて一つの企画にするという工夫で取り上げることもある。
先日、NHKでとりあげられたのは、「職人の技術継承」というテーマで、
アルバイトのためのレシピマニュアル、農家の栽培マニュアル、大工マニュアルが一気にとりあげられた。
また豆田さんは「導入事例と動画インタビュー」はすごい重要だと指摘する。
導入事例では、同じ課題をもっている人がターゲットになる。
解決方法がそこに乗っているから導入検討をしやすいわけだ。
動画は、記事を読ませるよりも頭に入りやすい。そこにも工夫が必要だ。
導入にいたった背景、課題の抽出、解決方法、そして今後の展望、といった流れは、
まさに豆田さんがコンサル時代に培ったプレゼンスタイルでもある。
現在、有料サービスを導入している企業数は500を越える。
しかし、豆田さんが一社一社訪問して売っているわけではない。
地道なSEOと広報活動でサービスを認知をさせ、顧客が顧客を呼ぶような仕組みを作り上げたのである。
ただ、それは自分1人で編み出したわけではないと言う。
「知っている人に聞く、そしていいコミュニティに属する」
これが、限られた時間で結果を出す秘訣なのだ。
※)当記事はブルーオーシャンサミットの講義録です。
※)当記事はブルーオーシャンサミットの講義録です。
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