さてチェックシートのお時間です。


【糞アプリを作る鉄則】 
・鉛筆ではなくパワポをつかって企画を書く
・詳細設計せず臨機応変に対応する。
・コスト第一。安くそして早く。
・参加することに意義がある精神
・効率を考え最後に素材をあてる。


たくさんの開発者を見てきましたが最初からこの罠にはまらない者はなかなかおりません。
でもこの時点ですでに糞アプリを作ってしまっていることになります。





 

企画書で御託ばっかり箇条書きに大きく書いて20枚ぐらいの資料にするのも徒労におわります。
ユーザは企画コンセプトを理解しようとはせず、まずは使い心地を五感で感じようとしているからです。

つまり、アプリの善し悪しが決まるのはユーザインターフェイスの出来になります。
鉛筆だとなんども消して直すことができますが、それをペンでかいたりパワポで描くというのは、使い心地についてまったく検証していないことになります。

いざ開発がはじまるとアプリ開発中にプロトレベルでリテイクを繰り返すことがよくあります。
それ自体は当たり前のことだし、実際に触ってみないと分からない事が多いので仕方のないことです。

でも、ペーパープロトタイピングで吸収できることがかなりあります。
もっと早くわかっていたら、柔軟な仕様設計ができたのにということがよくあります。


臨機応変とはよく言ったものです。
行き当たりばったりが実際の現場によくおこっているのです。



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そして、時間ばかり経過すると今度は妥協の波が襲ってきます。
コンセプトがいいからとか、ニーズがあるからとか、自分勝手な自己肯定の考え方が支配します。
気づかぬうちにアップストアにあげることが目的となるのです。

極めつけにやばいのは、最後に素材をあてるという開発行為になります。
ユーザはまずデザインを見ます。
ユーザが一番最初に見るのはアイコンです。
デザインはリテイクの数の分だけ品質があがります。

最初から素材を入れればもっとリテイクできたはずです。
最後に素材を入れようとするものだから時間的にも妥協します。
完成素材なしのプトロタイプよりも高品質に見えることで「良い出来映え」と勘違いする。


そしてつぶやく言葉が次の通りになります。



【糞アプリを作る人の口癖】
・技術がないから...
・時間がないから...
・面倒だから...
・プロトだから...
・それはバージョンアップで...


現場でこのような言葉が出たら要注意です。
このような人はiPhoneアプリ開発には向きません。

どこかの緩いネット企業でPHPとHTMLをさわって時間をつぶした方がお金になります。
ひとたび糞アプリの開発ループに入ると、開発者を変えるしかアプリを蘇らせることができません。


次の瞬間がそのときです。もう開発を続けても意味がなくなります。
こうなったらすぐに手を打つべきです。
それはiPhoneアプリ開発を辞めることになります。



●糞アプリになる瞬間
・気づくと仕様変更がしずらいプログラムの作りをしていた。
・要求仕様を埋めるようなアプローチをしている
・細かい調整を最後にとっておく
・いったい誰がいつ使うんだろう...というアプリになっていた。





【1話から読める20話完結のステップメール】
「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」