事業系廃棄物は650万トンに対して家庭からの食品ゴミは1050万トンです。全食品の消費量は8400万トンでありますから、20%はゴミになっているわけですね。ちなみに400万トンが再生利用されているので、それを割引くと15%になります。



これを世界でみると、食料生産量の3分の1にあたる13億トンが廃棄されているそうです。日本の廃棄シェアは1.3%になりますね。


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家庭から出される生ゴミの56%が調理クズになりますが、手付かずの食品が22%もあるそうです。
ちなみに世界では8.5億人が飢餓に苦しんでいるそうです。日本の食料自給率はカロリーベースで39%でありますから、日本は世界の食料を無駄遣いしている国の一つでもあります。
一方で日本の農業生産額は約8兆円で世界5位だそうです。農業&観光立国もできそうなポジションですね。



なんでこんなことを書き始めたのかというと、これらの問題をビジネスにできないかということであります。








1)生ゴミ回収&肥料生産ビジネス
家庭から「生産」される生ごみは588万トンです。新聞紙回収のように生ごみを回収したらどうでしょうか?堆肥は1トンあたり5000円で売れるみたいですから、300億円の市場にはなりそうです。



2)手付かず食品のシェアリングビジネス
17兆円の食品市場のうち家庭消費は13兆円ぐらいだそうです。その2割が手付かず食品だとして2.6兆円。3割にしても誰かにあげたいとして7800億円。1割を手数料でとれば780億円となります。手数料をとらなくても電子チラシなど母数増えればすごい広告媒体ができそうでありますが。



3)農業のクラウドファンディング&株式会社化
最近、教育番組で家庭菜園の番組を見ているせいか、盛り上がっている気がしてるのは私だけでしょうか。番組に菜園サークルの楽しそうなジジババの写真をみると市場が眠っているような気がしてなりません。田畑の放棄地と休耕田の合計が100万haだそうです。日本全体の450万haに比べるとなかなかのハイアベレージですね。農水省の発表によると5000億円の生産能力があるそうです。ちなみに農家の平均収入は400万円で所得は125万円だそうです。利益率は30%ですね。5000億円の30%は1500億円。出資者が生産者になれば、これだけのリターンがありえるファンドになります。農耕機のシェアリングサービスもしてもっと原価を安くしたいところです。



いやあGoogle先生って色々教えてくれますね。
事業に成功したらまずGoogleにお礼参りしなくてはなりません。



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「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」