浅草寺の左奥には銭塚地蔵尊という金運に軸を置いたパワースポットがあるのですが、何故か参拝者は少ないのです。やはり世の中金じゃないってことですよね。
しかもその奥には浅草観音温泉があるわけですが、なんと温泉じゃねえ疑惑もあります。なんとプールの匂いがします。固形の消毒剤が八つほど綺麗に並べて沈んでいるじゃあーりませんか。
そんなクールな横丁には外人向けのシェアハウスがあり、俄かに西洋づいているわけですが、そこにロック喫茶が30年間鎮座してたというわけでごじゃります。
その奥には怪しいステーキ屋があるのですが、いつか食わないと成仏できませんね。
そして、ロック座では相変わらずのんびりヌードショーを続けております。浅草の映画館はすべて潰れて、松竹さんは商業施設の建設に大忙しといった感じであります。

さて、浅草の歌といえば、浅草キッドという歌があります。
ビートたけしが、「お前と会った仲見世の煮込みしかないくじら屋で」
と歌っていて知る人ぞ知る名曲です。
浅草の伝法院通りには、萩本欽一やビートたけしなどの大御所芸人の写真が飾られたり、手形が浅草公会堂に並べられたりしているように、数々の芸能人を輩出してきました。
そんな町で無名のまま散ってしまった才能もかなり多かったのだろうと、この歌から推察されます。

一人たずねたアパートでグラスかたむけなつかしむ。
そんな時代もあったねと笑う背中がゆれている。
夢はすてたと言わないで。他にあてなき2人なのに。
こんなしょっぱい歌をビートたけしが歌っているのです。
不倫で100億円なんて当時の誰が想像してたでしょうか。
そんな浅草の町にぴったりなロックミュージックってなんだろう。
では、ズバリいいます。
「Ol'55」が浅草っぽい西海岸ソングです。
もともとトムウェイツの曲なんですが、
イーグルスがこの曲をカバーして陽を差しました。
55年のフリーウェイは、俺は輝いていた。
もう少しだけでも、ああしていたかった。
でも俺は行かなきゃいけなかったんだ。
他の車は俺を追い抜き、トラックにはパッシングされる毎日さ。
といった感じのうたです。
浅草そのものですよね。
東京オリンピックの前の国際通りはにぎやかだったそうですが、
渋谷や新宿にその座をとられ、いまの浅草の夜は早いもんです。
この歌は最後には主語が変わります。
俺だけじゃなくて、フリーウェイの車全てが輝いていたんだと。
ビートたけしと同世代の人々は、浅草で輝いていました。
伝法院通りのお歴々の顔写真をみるたびにこの歌を思い出すわけです。
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