Appstoreのランキングを見ていると色々気づくことがあります。
ランキング1桁を自力でいけるアプリはランキング25位以内の滞在期間が長いということです。
単純な話に聞こえますが、そんなアプリもかみあぷや著名人に紹介されるまで陽の目を浴びないという事象はたくさんあります。いきなり3位ぐらいになってすぐにランキングを下がるアプリもありますが、これは広告の仕業なのでしょう。
これらの事象を説明するのに「ランキング上昇気流」という仮説があります。
ある程度のランク位までは誰かがあげなくてはいけませんが、一定水準以上にいくとアプリに実力があればランキングをあがるというものです。
実際、カテゴリーランキング25位以内に入れば露出は増えるし、総合ランキング200位に入れば露出は増えます。このように25位刻みで露出は増えるわけですが、どこかの段階でぐぐっと上昇気流が待っているのです。様々なアプリを見てると、「総合50位以下でランキングが止まるか一気に10位以内に入るかのどちらか」という事に気づきました。
おそらく50位ぐらいからランキング上昇気流があるのでしょう。
ではランキング上昇気流でどれくらいの効果があるのでしょうか?
一般的に言われていることは、通常の広告では、広告で拾ったユーザと同数のユーザがランキングから自然流入されるといわれます。でも、ランキング上昇気流に乗ると広告費をとめても上昇するし、ランキングが下がりきるまでは自動的に流入してくるわけです。
経験則でいえば、ランキングが上がりきったときのデイリーダウンロード数の10倍のダウンロード数が30日にわたって入ってきました。例えば、デイリー5000ダウンロードで50位以内に入り、ランキング上昇気流によってデイリー5万ダウンロードの1位になり、累計で50万ダウンロードとなったことがありました。
アップストアのランキングは3日間のダウンロード数が反映するので、3日間5000ダウンロードを維持させれば、この上昇気流の恩恵をうけることができます。だいたいインストール率(ダウンロード数/クリック数)は4%として、7500ダウンロードになるには187500クリック、1クリック16円だとすれば広告予算は約300万円くらいという計算になります。
もっとも広告をかけなくてもランキングを駆け上るアプリはたくさんあります。でも、メディアや口コミなの恩恵をうけるような風まかせなのがほとんどだと思います。だったら意図的に50位にあげて、あとは本当のアプリの評価で勝負すればいい。いいアプリのはずなのに全くランキングにそっぽを向かれるのは、単にメディアなどが拾わなかっただけなのですから。
こういう機会損失は非常にもったいないです。ランキング上昇気流に乗せることがそのアプリを一定の評価にさらす最低限のエチケットといえます。
重要なのは「プロモーション費をかけてでもヒットさせたいアプリですか?」ということになります。
「事業プランには必ずプロモーション費を予算としてとっておけよ」ということでもあります。
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