Googleのせいでコンテンツはどんどん無料化していっております。
いや言い過ぎました。みんなのせいです。


訪問者が増えれば広告収益とかプラットフォーム化とか見込めるのでしょうけど、
実際は、フェイスブックやツィッター、ニュースアプリにコンテンツを提供してるだけ。

たとえバズったとしても再訪してくれないし、サイト名を覚えてくれやしない。

そんなメディアさんは大勢いるかと思います。

さて、SEOのもっとも大事な基本の「き」はこれです。


1)直帰率が低い
2)滞留時間が長い
3)リピートユーザ率が高い


ただし、SEOベースのメディアの実際は、
直帰率は80%以上、滞留時間は1分未満、リピート率が10%未満

という傾向にあります。
なぜなら、ユーザはGoogle画面をベースに活動してますから、他のサイトも含めサーフィンしてるわけです。

だから、すでにSEOが強いメディアはなかなか落ちないし、コンテンツの質と量があっても、すぐには浮上しないわけです。新規の固有名詞だったり、誰も書いてないようなことだけしかあがらないということになります。


では、どうやって上記の3項目をあげるか?


「ユーザ同士」の「コミュニケーションの場」にすればいいと私は考えました。


つぶやいた人はどのページにいたのかがわかり、自分のそのページにいけます。
同じサイトに来たひとに「ここ面白いから来てみなよ」という効果が期待できます。
つまり直帰率が下がり、滞留時間が長くなります。


いきなり赤の他人とチャットをするのと違って、同じサイトに来ているわけですから、そもそも相性がいいはずですし、お互いの見てるページがわかるわけですから、会話のとっかかりも見つけやすいわけです。


これはリアルの世界でも同じだと思います。
はじめて並ぶラーメン屋で隣のお兄さんに「何分待ちなの?」って聞いたり、
銭湯で相撲が流れていて、「横綱が負けちゃった」とみんなで騒いだりしてるようなイメージです。
「このサイト、どうやって使うの?」「何がおすすめ?」といった会話をユーザ同士でやりたいですよね。


街には話せる人がいるのに、ほとんどのサイトには話せる人がいません。
だから、フェイスブックやツィッターに入り浸るわけですよね。
2ちゃんねるのように、いろいろなサイトに人がいれば、ずいぶん変わると思います。

LINEのリアルグラフだけじゃない、匿名グラフの世界。
友達すり減らさなくても、赤の他人の方があったかかったりするものです。



というわけで、「同じサイトの訪問者同士がチャットで繋がるASP」を入れてみました。


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チャットルームは、まず訪問者全員が入る「大部屋」と、二人で会話できる「スイートルーム」があります。
ツィッターログインをすれば、コメントを残して、ツィッターアカウントで待つということもできます。


導入による効果については横浜のサミットや、渋谷の道場で共有したいと思います。



【1話から読める20話完結のステップメール】
「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」