チューンコアジャパンは、Apple music,iTunes Store,Line Musicをはじめ、全世界100ヶ国以上の音楽配信プラットフォームへの楽曲の登録の仲介を行うサービスである。誰でもストアにて楽曲を販売できるようにした。音楽を作ることに専念したいミュージシャンにとっては登録作業は大変だ。
それをチューンコアジャパンでは1曲、1年、1410円(税抜)という定額プランで登録を仲介をして、売上(報酬)はすべてアーティストに返している。
米国チューンコアでは、すでに累計約524億円にのぼる金額をアーティストに還元している。チューンコアジャパンの数値は近日公開予定とのこと。
類似の登録仲介サービスは売上に連動した手数料を設定しているのに、なぜチューンコアジャパンはそれをしないのか?
「もし売上の連動する手数料をとったら、今のレーベルと変わらないじゃないか、また自信のある良質のアーティストであれば、100%還元される我々を選択すると思う」と野田さんは言う。
いまのレーベルは売れるものに肩入れするしかない。そういうビジネスモデルだからだ。
でも今の音楽業界は、誰でも自分の作った楽曲を販売できる時代だ。
どんどん楽曲も増え、ニーズも多様になってきている。
既存のレーベルじゃ拾いきれるわけがない。
だから、チューンコアジャパンのような登録代行業者が必要になっているのだ。
どんどん登録して欲しいから売上レベニューは貰わないという戦略なのである。
才能の発掘方法が「楽曲の登録仲介」という、音楽レーベルへのエントリーモデルだったのである。
今後は、著作権周りやプロモーション、アーティストが利用できる付随サービスを、様々な企業と手を組んで展開していきたいと考えている。
野田さんにはもうひとつの野望がある。
「日本のミュージシャンがどんどん外貨を獲得して欲しい」ということだ。
実際、チューンコアジャパン経由の日本人アーティストがあげた楽曲の売上のうち15%は海外で消費されている。
今までは海外のストアに流通させることなんかなかったけど、今は違う。
「アーティスト側も英語で歌ってみよう」という機運にもつながっているのだ。
※)当記事はブルーオーシャンサミットの講義録です。
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