ソシャゲー時代のゲームの開発期間はおおよそ3ヶ月でしたが、ネイティブゲームの時代になってからは1年かかると言われてます。
また運用フェーズにおいても開発体制を維持しなくてはならなくなってきており、コストはふくれるばかりです。
費用を抑えて収益をあげるには開発スピードをあげるしかありません。
そのためには主体性のある人材アサイン、そしてチーム内のコミュニケーション力が重要になってきています。
スマホゲームの開発体制と役割分担をざっくり説明すると下記のようになります。
●プロデューサー:予算管理、体制構築、プロジェクト推進、プロモーション、戦略立案など。
ゲーム売上を上げるために必要な全ての仕事を請け負う。
●メインディレクター:現場監督。企画作成、仕様作成など。
ゲームを作るための進行管理、品質管理を請け負う。
<企画チーム>
ゲームの仕様を企画する人の目指すべきゴールは、
「総売上>総費用、月次売上>月次費用」で
ユーザに提供する価値を考え、KPI向上の意識し売上をあげることです。
<制作チーム>
UIやアニメーション、カード、デザインなどの制作者の目指すべきゴールは
「自サービスクオリティ>競合サービスクオリティ」で、
ユーザの触覚・視覚・聴覚に触れる部分を作る担当であり、
スマホサービスでは指で触れた感触が重要になってきています。
<開発チーム>
実際にプログラミングして組み立てていく開発担当者の目指すべきゴールは
「自サービス開発速度、質>競合サービス開発速度、質」であり、
企画・仕様の基にゲームを組み立てることです。
スマホゲームではUnity,cocos2dが重要なスキルになっております。
スマホゲームの開発体制をサッカーチームに喩えると、こうなります。
FW=企画
MF=制作
DF=開発
GK=デバッカー
監督=メインディレクター
ディレクターはパスの早さ、精度の高さを高める努力が必要で、
時にはいっしょに攻め、一緒に守ることもあります。
売上を気にしない制作やプランナーや、スピードを気にしない開発のような、「俺は関係ないから」というバラバラのチームはよくありません。
失敗することの多くはスケジュールの遅延とクオリティがあがらないといったケースです。
適切なタイミングで出せず、おまけにユーザの満足を得られないものを出してしまったというもの。
チームプレーが雑だとこうなってしまいます。
ゲーム開発の成功の秘訣をまとめるとこうなります。
1.アルファ版、ベータ版、本番のゴール(提供品質)を明確にする。
2.プロジェクトのキーマンにエース人材を投入する。
3.プロジェクトメンバーの相性が重要。メンバー入れ替え。
4.モチベーション維持
5.アルファ版、ベータ版においてはスピード重視
6.知識やノウハウがある人材を身近に
やはりベースにあるのはチームということになります。
※)当コラムはスマホゲーム道場の講義録です。
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