
このたび、リザストの公式トレーナーになりました。
リザストとは、ステップメールのサービスで、かなりすぐれものなので愛用してたらトレーナーになってしまったというわけです。
そして、さっそくリザスト創業者の相馬さんのリザストの創業話をガッツリお聞きしまして、目からウロコがオチました。
私は常々、顧客を見ろというのを持論としています。
それはそれで正しいと今でも信じていますが、顧客をあまりにも見てしまうために、ある種の強迫観念になると失敗を招く危険性を知りました。
お金が絡んでくると、こういう顧客もとりたい、ああいう顧客もとりたいとなり、あれ、「俺はなにをやっているんだ」となります。結果的に顧客が見えなくなるという逆説です。
例えば広告のような安易な集客をしても、顧客とのコミュニティの濃度がうすくなり、お仕着せがましくなります。
そんな時に大切な視点が、「自分が主体的に動いているかが重要なんだ」と相馬さんはいいます。
相馬さんは、リザストを作る前に、2つのプロダクトを作っています。
その2つのプロダクトは「自分が本当にやりたいこととは何か違う」もので、失敗に終わりました。
もともとリザストは、とあるコーチングをしている先生のために作ったものでした。
これが、自分にしっくり来たので、一大プロジェクトとなり、現在は1万人が利用するサービスになりました。
リザストは、フリーでコンサルをしているような人が、自分を表現することで自然にお客さんがお客さんを呼ぶような仕組みになっています。
「7つの習慣メソッドがリザストに込められている」と相馬さんはいいます。
相馬さんが、IT会社の雇われ社長を追い出された時に、「なぜ自分はこんなに頑張っているのに路頭に迷わなくちゃいけないんだ」と思うようになり、その時に出会った本が「7つの習慣」でした。
「7つの習慣」をざっくりと説明することは、ここではできませんが、「自分のあり方」を決めれば自ずと道はひらけるという理論です。
事業に失敗したときに、起業家が反省することに、「本当にやりたいことよりも、儲かりそうなことを選んでしまう」ということがあります。ひとたび失敗すると、それを取り返そうともっと儲かりそうなものを見つけようとします。
これはまさに、「7つの習慣」が提唱している「自分のあり方」と間逆なことをやっているのです。
「7つの習慣」のキーワードで、インサイドアウトという言葉があります。
自分が主体的になって発信、行動すれば、おのずと欲しかった全てを手に入れることができるという考え方になります。確かに相馬さんは多くの仲間に恵まれ、ご自身のビジネスをサステナブルなものにしています。
「自分のあり方」をそのサービスに詰め込めば、その人の思うところの「成功」を手に入れることができる。
リザストはそんな典型であると思いました。
iPhoneもクックパッドもそうだよなとも思いました。
「見かけをパクるんじゃない、本質をパクれ」というある投資家の言葉がよぎりました。
「本質をパクる」というのは、「あの起業家と同じように、自分の主体性をサービスに込めろ」ということなのだと思います。
というわけで、WEBマーケティングにおいても、「7つの習慣メソッドを活用しようぜ」というセミナーをやることにしました。
自分のサービスのあり方を考えるきっかけになればと思います。
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