あまり嬉しくないお客さんが、常連客へのサービスを落とすということは多々あります。


なかなか納品を認めてないお客さんが、常連客にあてるあずのリソースを食ってしまったり。


いいお客さんであろうとすると、あんまりいいお客さんに、いいところをもっていかれたり。





雑誌やテレビの取材をお断りする店主の気持ちは、それで大切な常連客を失いたくなりからという心理が働いているからですね。


クーポンを発行して新規顧客をあつめるのも、本来は常連客に還元すべき原資を使っていることになります。


それでいて、クーポンで来るようなお客さんは定着せず、他のクーポンを探して流浪するわけですね。





一方で、おんなじ人間なのに、あるサービスでは優良顧客なのに、あるサービスに対しては嬉しくない顧客いなる場合もあります。


犬は飼い主との関係性をみて、態度を変えるといいます。


私も経験があります。




3歳から5歳の時に、柴犬を飼っていたわけですが、親父が飼い主でした。

自分に対してはワンワン吠えて、親父にはキャインキャインしているわけです。



これが人間社会でもいえて、猿山の序列が潜在意識に植え付けらているようです。

マウンティングという言葉もドラマで流行りましたように、人間はいつも、自分のポジションがどのあたりなのか気にするのでしょう。




クーポンを出した時点で、うけとった相手は、「来てやってるんだよ」となるのでしょうし、

「発注してやっているんだよ」という気持ちでその仕事をうけると、納品条件が厳しくなる。



「お客にナメられるなよ」なんていい方をしたり、されたりすることもあろうかと思います。




でも「お客にナメられないようにしよう」と思うから、なめたお客さんを引き寄せちゃうんですよね。


あるいは、なめるつもりはないのに、なめた態度をとってしまう。


イジメの構造も、こんなところから来るのでしょう。




イジメがなくならない理由として、動物の群れ特有の、力が強い者が力の弱い者を支配するという「本能的構造」が人間の潜在意識にもあるという説明がされているようです。




ということであれば、物理的にナメられる事象を外してしまえばいいですね。


お客さんがたくさんいれば「別にあなただけがお客さんじゃありませんから」という気持ちが態度にあらわれます。




お客さんが少ないから、そういう気持ちになるわけですね。




では、お客さんのテーブル席を減らしたらどうでしょうか?


つねに、満杯にできそうですね。



お客さんの紹介でしか、入れない店にしたらどうでしょうか?


紹介でやってくるわけだから、紹介者の顔を立てますよね。



「それじゃあ、お客さんが増えないよ。」ですって。



常連客のパーティをしてみてはいかがでしょうか?



常連客にも大切なお客さんがいます。


だから、常連客のビジネス・パートナーになって、盛り上げてあげればいいです。



こんな風に考えていくと、常連客だけ相手にすれば、上手く行けそうな気がします。



「この上手く行けそうな気がする」というのが科学的な「引き寄せの法則」では重要です。



所詮、といっては失礼ですが、すべての商売はリストがあってナンボです。



その最たるものは国家経営です。


国民というリストから税金を回収しているわけですから。


連絡手段がなければ、国民から税金を回収することはできません。




常連客は、歩くリストです。


新規顧客は、ただの1お客さんです。


と、考えれば、どちらが大切かは自ずと分かりますね。




ただ、現状の常連客の数、そして彼らとの関係性だけだと、目標の売上にあがらないだけで焦っているわけです。


だから、新規獲得で解決しようとして、無理な広告や、無理なクーポン発行をしてしまうわけです。




あるいは、現状満足の必殺技、「別にお金儲けだけが目的じゃないから」発言をしてしまい、現状のままというコンフォートゾーンから抜け出せなくなるということになります。



いちばんいけないのが、「別にお金儲けだけが目的じゃないですから」と常連客に言ってしまうことです。



それでは、歩くリストが1お客さんになってしまうのでした。



この理論を第9の法則「常連か新規か。沢尻「別に」発言理論。」といいます。


 

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