織田信長は、浅井長政父子と朝倉義景の頭蓋骨に漆を塗って盃をつくり愛用したそうだ。
スティーブジョブズは、SONYのVAIOにMacOSをインストールして愛用したという。

開発者にとって楽市楽座のように見えるアップストアは、
決してパラダイスではなく、もはや血みどろの戦乱の模様となり、
スマートフォン戦争は、ハードウェアメーカーだけのお話ではなくなった。

渋谷や六本木のIT業者たちは、仲良く暢気にアプリを作っていると、
無数の個人開発者のアプリたちの一揆に呑み込まれるだろう。
個人開発者にしても、石川五右衛門のように民衆のヒーローにならなければ無駄死にである。


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信長やジョブズの非情に「何もそこまで」と思う者はこの世界に向いていない。
アップストアは食うか食われるかの世界だ。
たとえちょっと成功したとしても、少しでも妥協を許せば誰かにその上を行かれる。
だから、自分たちの邪魔になる者は完膚なきまでに焼き尽くさなければならない。

ところで、iPhoneの黒いコーティングは漆でできているそうだ。
この漆の盃でうまい酒を飲む奴が世界のどこかにいる。
おそらく日本のIT業界の者ではないだろう。
なぜならiPhoneは、文系経営者たちが作ってきた砂上の楼閣を無意味にしてしまったからだ。



【1話から読める20話完結のステップメール】
「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」



我々はそいつらの酒の肴になってはならない。
だから、前著「売れるiPhoneアプリの法則」に続き、ペンをとることにした。
今読み返すと、前著と内容が被っていないことがわかった。
この1年でめまぐるしくiPhoneアプリ界が変わったともいえる。
前著は初心者向き、本著は実践者向きだ。
そして俺たちも随分進化した。同志にお裾分けしたいことばかりである。

一度読み始めたら、グランマ号だと思って、ぜひ最後まで読んで欲しい。
グランマ号には82名が乗り込み、キューバ上陸後に壊滅的な打撃をうけたが、
最後まで諦めなかった12名が、キューバ革命を成功に導いた。

断っておくが、読者全員がうまく行くわけではない。
でも、読者の一部がアップストアを大占拠してしまうだろう。

それはなぜかは、読めばわかる。読み終わったらすぐに実践して欲しい。

賽は投げられた。
では、靖国で会おう!



●アプリだけの時代は終わった。総力戦に備えて!
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