あなたはチェゲバラとともにキューバ革命に参加することとなった。
グランマ号に乗り込む際、「持っていけるアプリは50個まで」と命令がくだったとき、
あなたはどんなアプリを捨てるだろうか。


いますぐ実践して欲しい。 
すると、今までになかった選別眼がやどってくることがわかるだろう。

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●まず捨てるアプリ
1.まったく使っていないアプリ
2.自分の創作活動に必要のないアプリ
3.後でやろうととっていたアプリ
4.ヒットしたアプリ
5.何かのネタにとっておこうとしたアプリ
6.高価だったので捨てられずにいるアプリ


さくさくと捨てていくときに、これが自分が作ったアプリだったらと思うと
いてもたってもいられなくなるだろう。


事実、あなたの作ったアプリはこのように削除される
あるいは、価値のないままどこかのフォルダの奥にしまわれているのである。


自分が何故捨てるのか、ポイントを整理して、
自分が開発しているアプリが該当しないか試してみよう。



●残そうと思ったアプリ

1.この時に使えたという経験がある
2.長くやりこんだという歴史がある
3.キャラクターに愛着がわいた。
4.ストーリーやメッセージに感動した。
5.デザインの参考になる。
6.プログラミングの参考になる
7.競合アプリである


アプリをどんどん削除していく過程で、あえて残すアプリには自分が大切にしている差別化ポイントがある。
それを顕在化するのがこの作業なのだ。


例えば筆者の場合、自分のiPhoneに入れているアプリはカジュアルゲームがメインになっている。
そして、残ったアプリに下記のような共通点が見いだせる。
 

1)走る系のゲーム
テンプルラン、ラインランナー、カンフーランナー、カナバルト、モンスターダッシュ、ニンジャンプ、ヘルフライヤー、アングリーブルズ、

2)トス系のゲーム
フルーツニンジャ、アングリーバーズ、ドゥードゥルジャンプ、メガジャンプ、フライキウィフライ、ディノラッシュ、タイニーウィングス

3)カップイン系のゲーム
ペイパートス、フリックサッカー、フリックゴルフ、アイクォーターズ、ホールインワンゴルフ、レッツゴルフ、スターダンク、グラスポン

4)落ちる系のゲーム
カバーオレンジ、ウェアイズマイウォーター、バーズル、コインキングダム、パズルプリズム、アイヤマト、グラスタワー

5)乗る系のゲーム
アイスタント、ドゥードゥルトラック、ドゥードゥルプレーン、ホーンテッドコースター、スタントバイカー、ダイナスタンツ、ポッティレーサー、フリスビー、レックレスレース

6)当てる系のゲーム
目指せ三冠王、ホームランバトル、フリックホームラン、オフィスジェーク、 トラフィックジャム、フライトコントロール、アメージングブレーカー、ハングリーシャーク


このように、自分が捨てられなかったゲームの共通項を暴きだすと、
私はこの分野に置いては、ユーザとしての正しい判断ができるということがわかる。


ゲーム開発の場合、難易度のバランス調整が難しく自称ゲーマーの人にアドバイスを求めがちだ。
しかしながら、その人がユーザとしてふさわしくない場合もある。


iPhone開発の失敗で多いのがアドバイザーのミスチョイスだ。
iPhone好きという人ほど怪しい答えをするものだ。


友人にアプリのフィードバックをして貰う際には、
上記のような作業を経てそのひとの得意分野を知っておくのも大事だが、
そもそも、自分の得意分野以外のアプリを作ってはならないと心得るべきだ。


なぜなら、友人はあなたのアプリを「糞アプリ」だとは言いづらいからである。



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「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」