前回はパクリを堂々と奨励してしまいましたが正確にいうと「模倣」ではなく「リスペクト」とよんでいます。

音楽の世界では「インスパイア」と呼ぶそうです。
料理の世界では「技を盗む」という行為を指します。





つまり顧客に還元性が高いような行為はどんどんやりあうべきだという思想になります。
では逆に私たちがススメないパクリはどんなものか。そこはAppleの考えと一致しておるようです。


C-2




●Appleが禁止するパクリ道

1.無許諾で著作権のあるものを使う
2.ユーザを惑わし本物に似せて販売する。



韓国の偽ブランドは、偽ブランドとわかって購入している客がほとんどだそうです。

それと同じように、アプリの世界も偽物とわかってダウンロードしたり違法だとわかってダウンロードする者が多いようです。
こういうアプリを開発したものは絶対に儲かります。
でも、これは皆さんにはやって欲しくないです。


また自分が誰かにやられたとしても目鯨たてることでもありません。
元々自分の顧客でもない人がダウンロードしているわけですから。
ココシャネルが「私の洋服を真似るなんて宣伝になるんだから素敵なことじゃない」と言ったそうです。


ガラケービジネスからiPhoneに来た人たちには、ユーザから求められるから仕方がないんですけども、
不幸な人たちに占いを売ったり、アブノーマルなエロ小説を売ったり、ポチポチコンプガチャをやらせては心を痛めていて、
「ようやくこの世界から飛び出せたんだ」という方が多いようです。

北の国からの最終回。竹下景子が息子からガラケーを奪って川に投げ捨てるというシーンが強烈でした。
ガラケーの仕事ははたして息子たちに自慢できる仕事なのかと。

でもキッチリしているところはありました。
ガラケーの世界はガラパゴスだけに業者の縛りは非常にタイトで著作権違反や法令違反はゆるされないのです。
一部の不正クリック業者を除けばかなりクリーンな仕事でもあったのです。
合法で清廉潔白ながら「心の闇をついているのではないか」という良心とのせめぎ合いがありました。


さて、iPhoneの世界になるとその逆です。
個人の参入と自由な市場形成は、無知なのか無邪気なのか、スレスレなことをやっている者が非常に多くいるようです。


スレスレなことをやっていると、昔のガラケー職人たちが感じたストレスをいずれ浴びることになります。
このような仕事はもって三年です。


ゲシュタポでの処刑担当の役人は気が狂ったそうだです。
いくら儲かるからといって、すれすれのことをやって身をほろぼしても意味ないですよね。

iPhoneアプリの世界は青汁と似ております。


儲からないけど楽しい」。つまり「まずい。もう一杯」ということなのです。


でもそれって、音楽や芸能、スポーツなどエンターテインメント、どの世界でも同じことみたいですね。

エンジニアがぬくぬくできる世界は、著名なネット企業だけなのかもしれませんね。



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「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」