「百姓」という名前の由来は、百のスキルを持っている事にちなんでおります。
種の手配から、畑のインフラの整備、栽培、そして出荷まで、無数の行程があるからといえましょう。

ごく普通のサラリーマンの場合だとビジネスの効率化の適材適所がなされていてサービスの全てに手を入れることはないでしょう。





でもiPhoneアプリ開発はその真逆なのです。
一番効率の良い開発方法は個人ですべてをやることです。


でも、ここには罠があって、農作業のようにノウハウがムラでシェアされにくいのです。
だから、私たちは農家からいろいろな事を学ばなくてはならないわけであります。

まずは、良い収穫を得るために大切な栄養素から理解しておきましょう


【良アプリを作る三大栄養素】

1.糞アプリ=土
2.ユーザアドバイス=太陽
3.パッション=雨



C-4必須三大栄養素



もうお気付きでしょうが、アップストアは糞アプリの宝庫です。
さまざまなトライアンドエラーの過程が見える栄養の宝庫なのです。

これを活用せずして開発しようものなら、また糞アプリを増やすだけです。


糞アプリの栄養をきちんと吸収するのに必要なのは、
ユーザの目にさらされて飛び交う言葉の理解になります。

これを無視するとあなたは糞アプリな糞なところを学べません。


最後はあなたの熱意です。

これを雨のようにふりそそげば、
良アプリができる可能性が高くなるというわけです。


栄養素を理解した後に大切なことは、農家と開発者の違いです。


あなたは食べ物を残す少年を見て、
「お百姓さんが一生懸命作ったから残さずに食べようね」と言いますよね。


でも、あなたが一生懸命アプリを作ったからといって、
開発者が一生懸命作ったから優しくレビューしてね」なんて言ってもらえる事はまずないでしょう。


iPhoneアプリ開発者の95%はこの違いを理解していないようです。


教育の現場では「褒めてのばそう」なんていうことがまかり通っています。


しかし現実は大間違いで、3歳からは誰も褒めてくれないのです。
でも、ほとんどの開発者は「褒めて欲しい」と思っています。


イチロー石川遼がそんな甘い世界で育ったでしょうか?

少年時代から試合に勝ち続けたから今も生き残っています。


Appleは教育の現場ではありません。
イチローや石川遼がいるような世界です。


また、アップストアは甲子園の晴れの舞台のようなものではなく、牛の廐舎でもあります


C-4糞アプリのエコサイクル




ランキングばかり見えていると偶然にあたった糞アプリが目にとまり、
こんなので売れるんだ」という間違った理解が開発者の脳をむしばみます。
そして糞アプリばかりが生産されているわけです。


一般人は糞を食べたくありませんよね。
逆に糞をきちんと消化した生産物を食べますよね。


開発者のみなさんは糞アプリをきちんと堪能しましょう。



「糞アプリ開発者が一生懸命落としてきたエラーの一粒一粒を残さずに拾って良いアプリを作りましょう」ということであります。




【1話から読める20話完結のステップメール】
「なんとかサービスはまわっているんだけど、劇的に利用者が伸びない」
「リアルのビジネスをしているんだけど、ITを駆使して集客を改善したい」